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福岡市の「地下神殿」とビルの役割

2026.02.24

現場レポート

皆様、こんにちは!
ビルマネジメント部のMです。


さて今回は、福岡市の地下に眠る「巨大ダム」の正体と題しておりますが
何?と思われるかが多いかと思います。
実は、福岡市は1999年、2003年と博多駅周辺で甚大な浸水被害を経験しており、その教訓から「雨水整備Doプラン2026」や「レインボープラン(博多・天神)」といった強力な対策を進めている全国でも稀な自治体です。
確かに、昔は天神、博多駅に大雨が降ると道路冠水していた記憶がありますが、最近ないなーと思っていたら、実は公共、民間で大規模な対策が打たれていたみたいです。
その対策として、福岡市民でも意外と知らない、足元の巨大空間を紹介します。
山王雨水調整池(博多区): 山王公園の地下にあり、25mプール約83杯分(約3万トン)の雨水を貯められます。
中部2号・7号幹線(天神地区): 地下15〜30mに走る直径5mもの巨大な管。これらも「貯留管」として機能し、25mプール約160杯分もの水を一時的にキープできます。
また、民間ビルの「雨水貯留槽」も立派な役割を担っています。
実は私たちが管理しているビルの地下にも、大きな雨水貯留槽を設けて街を守るための設備が設けられています。
(1,000平米の壁: 福岡市では敷地面積1,000㎡以上のビルには雨水流出抑制が義務付けられています。)
大型雨水貯留槽は下水道がいっぱいにならないよう、ビルの地下で一旦「足止め」し、雨が弱まってから少しずつ流す「時間差攻撃」のようなものです。
この様に、大雨災害が増えている昨今、各自治体や民間施設などでも災害防止に向けて取り組んでいます。
なかなか目につく場所ではありませんが、見えない所にこのような災害対策が行われていることに大変興味が沸きます。