ブログ
外部足場について
2025.12.10
現場レポート
皆様こんにちは。ビルマネジメント部のUと申します。
いつも弊社のブログを閲覧いただきありがとうございます。
今回は建物の新築・外壁改修で設置する足場について少しお話させていただきます。
先日、香港におきまして高層集合住宅の大規模改修工事において、外部足場から出火、
延焼し、多数の犠牲者を出す大惨事となる火災が発生しました。火災発生原因は
まだ捜査中と思われますが、本当に心痛いニュースで、犠牲になられた方々へ心から
ご冥福をお祈りいたします。
日本でも、同様の事態が発生するのではと心配する報道も多数流れていましたが、
基本的には日本では同じような事故は起きにくいと思われます。
一つは足場本体の構造で、今回香港で組まれていた竹製の足場ですが、日本では
鋼製の足場が採用されていて、足場本体が延焼するような事象はほぼ考えられ
ません。また香港で、火災を上階へ上階へと延焼させた要因といわれる足場を
覆っていた可燃性のシートは、日本では防炎シートの施工が義務付けられています。
ただ、防炎シートは「燃えにくい」シートであって、「燃えない」シートでは
ありません。同じ建設会社として、足場組立後の火災への対策は必要であり、
現場の管理巡回、養生対策は状況に応じ全現場で必要な工事です。
今後、工事発注者やご入居の方、ご近隣の方にも安心な現場管理を全社一丸となり
進めてまいります。

